Live Batting Practice: フリー登板（追記あり＞女子フィギュアのほうのフリーも^_^;;）

火曜日に野手陣も加わって、オリオールズは順調にキャンプを消化している。注目のテハダは今季からコンバートするサードの守備用にひとまわり大きいグラブを新調し、翌日には朝、早めに来て特守をおこなうなど、意欲的なようだ。一番の心配ごとといえば、不動のトップバッターであるブライアン・ロバーツが軽い椎間板ヘルニアに悩まされていること。１月の自主トレ中に発症したものらしいが、重症ではなく、ティーバッティングなどはこなしているようだ。ベテランなので開幕に合わせてくるとは思うが、なんとか無理せずにやってほしい。先発４～５番手に入ると目されている若手のクリス・ティルマンも軽い背筋痛を訴えている。こちらは「ソファで寝ていて痛めた」ということなので、まさに「喝！」である。気温が上がらないこともあって、まだ完璧ではないようだが、本人は「問題ない」と主張。明日、フリー登板の予定。若者だけに復調は早いかもしれないが、ロバーツに比べると急いているようにも思えて少し不安。一方、ＣＭ撮影中に肩を痛めたバーゲセンは、平地でのキャッチボールを行っていて、順調に回復してきているようだ。　今日は上原がフリーバッティング(live batting practice)に登板した。直球のみで、球数は不明。（そのうち日本の報道で出るだろう。〈追記：25球だったようですね〉）トレンブリー監督は、好感触を得たようだ。「力強くて腕の振りが速く、球に伸びがあった（He had late life on his pitches)。昨年の出だしの状態に戻っているね。ぜひこの調子を保ってほしい」　さらに上原のコンディショニングについて尋ねられると「今のところコウジには特別な調整プログラムなどはない。こちらのやり方にも去年よりなじんでいるよ。オフに相当がんばったんだろう。昨年は勝手のわからないところも見受けられたが、今年はこちらのルーティンもすっかり把握しているようだ」　本人のブログも最近トーンが明るいのは好調の明かし。あと何回かフリー登板をしたら、もう実戦になるので、焦らず、一歩一歩階段をのぼっていってほしい。〈追記〉真央ちゃんが演技直後のインタビューで泣きじゃくる姿を見て、思わず知らずぼろぼろもらい泣きしてしまった。TVであんなに泣く人を見たことってあっただろうか……。きょうのキム・ヨナ選手は完璧で、真央ちゃんは３Aを完璧に降りたのに終盤に細かいミスが出てしまった。（ミスがなくてもあの点は越せなかっただろうけれど、それを言い始めたらきりがない。）だから順位に対する納得感はあるけれど、それだけに真央ちゃんの悔しさがひしひしと伝わってきて、なんともやるせない。と同時に、一種のすがすがしさも感じている。思えばわたしたちは日常、全身全霊をかけて何かに挑み、跳ね返されるなどという経験をすることがあるだろうか？　うまくいかなかったときのためにほんのちょっと正面突破を避けたり、少し余力を残したりしないだろうか？　わたしなどは、失敗したらみっともないと、ひとりでこっそり挑戦してこっそり跳ね返されていたりすることがよくあるけれど(^_^;;でも真央ちゃんはそうではなかった。「トリプルアクセルはリスクが大きいのでは」「曲が重すぎるのでは」「コーチとうまくいっていないのでは」といった周囲の声に対し、「得意技ですから」「気に入った曲だから自分で決めました」「コーチは信頼しています」と、すべて自分で決めて自分で背負い、真正面から全力で挑んだ。その結果、頂点には届かなかったけれど、今季最初のあの不調を思えば、ショートでの完璧な演技も、都合３回の３Aもほんとうにほんとうにすばらしいものだった。その上でのあの涙――。“そんなに泣かないで。頑張ったよ。立派だったよ”ときっとだれもが心で語りかけながらも、悔しさがひしひしと伝わってくる号泣。なんか、すごいものを見たなという気がした。超一流のアスリートのすごさ。スポーツというものがひとの心に語りかける力。だからわたしはスポーツが好きなのだし、がんばっているアスリートの姿に惹かれるのだなとあらためて思った。感動をありがとうなんて言葉はあまりに使い古されていて、使いたくはないけれど、すさまじくも美しい戦いが見られてほんとうによかった。（鈴木明子さんもよかったな～。見ていて涙が出た。ミキティーもベストだったと思う。）選手たちに心から感謝と敬意をささげます。